義母は別名「おっきいママ」
子供が生まれてから、私の立場は逆転した。気持ち悪いくらいに大事に
されたのだ。義母が毎日私に言うこと、それは
「私が子供たちの面倒は見るから、あなたはゆっくり休んでて。
産んでくれただけで、もう十分なんだから」
と。私の子供たちは、毎日
義母が作った料理を食べ
義母と遊び
義母とお風呂に入り
義母と寝る
なにもかもが義母と一緒だ。私には何もさせてもらえない。
5歳の息子と3歳の娘は私のことを「ママ」と呼んでくれる。
だけど、義母のことを
「おっきいママ」
と呼ぶ。ママは私だけなのにね・・・・・・。
義母が子供の面倒をみるから、私はいつも暇。
だけど、嬉しいことに我が家には、たんまりとお金がある。
ということは、私はもちろん買い物に走るわけだ。
ヴィトン、エルメス、グッチ・・・・・・。
私にとってお金はただの紙切れ。なぜなら、好きなだけ使えるから。
楽しいといえば、楽しい。でも虚しいといえば虚しい。
ある日、みんなで義母が作った夕食を食べていたときだった。主人が
「子供たちのお行儀が良いのは、母さんが育ててくれているからだね。
本当に感謝しているよ。いくら嫁とはいえ、さすがに他人には預けられないもんね」
えっ。他人・・・・・・?
私は叫んだ。
「いい加減にしてよ。私は何なの?他人なの?
正真正銘、この子たちの母親なんです!」
「知ってるよ。母親だってことぐらい。
お前、何偉そうにもの言ってるんだよ。母さんに謝れ!
できないなら、今すぐ出て行け!」
初めて主人が私に手を挙げた。
そして、気がついたら私は義母に謝っていた。
「ごめんなさい。嫁がこんな生意気なこと言っちゃって」
てね。
